1 タカウジン (高御膳)
 御膳には色々な種類があるが昔身分の高い家では食事のときに使った、明治の後期なると庶民が生活の中で使うようになり主に仏前や神前に
供え物をするのに使っていたが次第に食事に使うようになり主人が高ウジン、妻子が平ウジンと使い分けされていた。
2 アーラマカイ (おわん) 
 陶器のおわんは、分厚さと量感、手作りの素朴なもので、シルー(お汁)ジュウシーメー (やおじや)などを入れ食事をした器で庶民に親しまれていた。
3 スンカイ (おわん) 
 明治以降になって本土から大量に磁器が導入されるようになった代表的な物で、お汁碗として庶民に親しまれた。
: 4 ビントージュー (弁当箱) 
 携帯用のジュウバコです、戦前までは、貴族から一般の家庭まで広く多くの人に愛用されていた、お祝いや供養、清明際、
浜下りなどごちそうを入れて持ち寄り語らったものである。
5 ヤーシイグワ (携帯用酒入れ)
 ココヤシの実の殻に口をスズで作り胴体は藤つるでまいて握りやすくし、底の部分は倒れないように作ってある、酒を入れる器で、清明蔡や、
あぶしばれーの相撲見物などに腰にぶら下げて行った。明治頃までは日常生活の中で盛んに愛用されていた。
6 ウブン (琉球漆器お膳)  
 真赤なブッソウゲの花がよく似合う琉球のお盆である素材はデイゴの木で軽くて伸縮の差が少なく、ひび割れが生じないとされ、
デイゴの木は最も優れた素材であ。
7 カラカラー (酒つぎ) 
 カラカラーは泡盛を入れて使うものであり、徳利に注ぎ口を取り付けたようなものもある
8 ジュラルミンのケーウチー (皿サラ) 
 終戦直後難民生活をしていた時期に食器が無く缶詰めの空き缶ゃ六斤缶のふたをサラの形に折り曲げて使っていた。
 その後 ジュラルミンで作られた皿やおわん類が出まわった。
9 サキグフィン鬼の腕・ウニヌティー(徳利)
 明治以前に壷屋で多く焼かれた徳利で、しっかりと堅い焼きをしているのが特徴で、酒を入れる器です、鬼の腕のような形をしていることから
通称「ウニヌティー」と呼ばれた、三合入れから一升入れまであり、 庶民の生活の中に生きてきた郷愁を感じさせる焼き物である。
10 チャブン (茶盆) 
 沖縄には古くから庶民の生活の中に溶け込んでいて,友達や客にお茶を出す習慣があった、素材は主に悌梧の木で伸縮も少なく、
ひび割れがしにくい軽くて使いやすいで使い親しまれていた。
11 トゥックイ・サキグヒン (徳利) 
 窯の中の火加減による変色がよくあった、しっかりと堅く焼き閉められたこの徳利は、明治以前に、壷屋で焼かれた、
酒を入れる器で庶民の生活の中に溶け込んでいた。
12 アンダチブ・ミミチブ (脂壷) 
 戦前どこの家の台所をのぞいてもミミチブがぶら下がっていたものであるウワァーアンダ(豚油、ラード)や、みそを入れて使用していた壷である。
 アンダンスー(油味噌)とは、赤味噌と、タリカシー(豚油の絞り粕)と砂糖を混ぜて作ったおかず味噌のこと。
13 マースチブ (塩壷) 
 ミミもなく球形で割り合い薄閧での陶器で塩を入れていた壷である。
14 手作紺徊渺のコップ (コップ)
 終戦後の生活道具のひとつとしてコーラビンを電話線等のハリガネでビンの中間に巻き付け前後に押したり引いたりして、
こすり摩擦熱を起し素早く冷たい水に入れるとビンが上下2等分に割れて、上は風鈴、下はコップにして使用した。
15 ダチビン (抱瓶) 
 三日月型をしている泡盛入れで、草競馬や、闘牛見物、清明祭などに酒を入れて携帯し体温で温めて楽しく飲む器。
16 トックイ (徳 利 ) 
 泡盛を入れて使う道具。現在のように、ビン詰めのお酒がお店に無く酒を買うにはトックリを持ってマチヤ小(お店)
にグサーク、イチゴーとハカリ売りのお酒を買っていた。
17 ナビゲー・シルゲー (杓子) 
 やや四角型で柄はわずかにたわみ先端には凸をつくり鍋の中にすり落ちないようにくふうしてある鍋から、
お汁やジュウシー(雑炊)をオワンに入れた道具である。
: 18 チャワンバーキ (茶碗籠) 
 ワラビ(こしだ)で明治のころから作られた、主に茶碗入れとして使用されたかごである。

19 ケーウチー (ブリキの皿) 
  終戦直後難民生活をしていた時期に食器が無く缶詰めの空き缶ゃ六斤缶のふたを切り取りサラの形に折り曲げて使っていた。
20 ジュラルミン (手作りの皿)
  終戦直後難民生活をしていた時期に食器が無く薬莢を切りハンマーで根気よくたたき、皿を作った。
21 ニーブ (柄杓)
 酒や醤油の入ったカメから汲み取り外の容
器に移すときに使う。
チブル(夕顔)(瓢箪)を塾させて瓢箪の下横に3〜5センチの穴をあけて作る。
: 22 ニーブ (柄杓) 
 チブル(夕顔)(瓢箪)を完熟させて、二つ割にして作ってある、ニーブ(柄杓)である。

23 トックリ 
  薬莢で作った徳利は大きな酒ガメから酒を汲み取るため底には鉛の重りをつけてある
 < 一覧へ戻る >
その他に数十種類あり、数百点現有している

< 一覧へ戻る >

03 飲食用具
  お膳類、かご類、弁当箱類、壷類類、おけ類などがある