ごあいさつ

 「被害者を思いやる心」を添えて
 
 沖縄被害者支援ゆいセンターは、前身の「被害者こころの支援センター沖縄」設立から含めると今年で16年が経過いたしました。その間の当センターの歩みは、支援者の確保・財政面を含め容易ではありませんでしたが、広報啓発活動や関係者の皆様のご協力・ご支援により、被害者支援の輪も年々広がりつつ有り、代表者としてお礼を申し上げます。

 さて、当センターが設立された平成14年度は、電話相談と面接相談のみ対応しておりました。  相談件数は180件でしたが、年々ニーズが高まり、平成29年度は、電話・面接相談を合せると750件となり、初年度の約4倍となっております。  また、平成16年度から実施している直接支援(弁護士相談、病院、裁判所、警察、関係機関等への付添い支援)は、当時21件でしたが、昨年度は181件となり、これも、約8.6倍となっております。
  理事長 伊波 輝美 (元沖縄県福祉保険部長)
   
 ある日突然、事件や事故に巻き込まれ、これまでの生活が送れなくなった被害者や、大切なご家族等を亡くした方々は、何処にどのような支援を求めて良いのかさえ分からず、悩み苦しんでおられます。
 その様な方々が、少しずつでも元の生活へ近づけるようにと、各種相談活動を行っておりますが、相談の増加に伴い相談員の育成も重要な課題です。  当センターでは相談員の育成のため、毎年「犯罪被害者支援活動員初級養成講座」を開講してまいりましたが、幸いにも、平成29年度からは沖縄県のご協力を得て、県委託事業として開講出来るようになりました。
 委託事業では、初級養成講座の他に各市町村の相談員等を対象にした「ワークスキル研修」も実施しております。同研修においては、多くの皆様に被害者支援の重要性を認識して頂くため、『被害者(遺族)の声』の公開講座も開催しております。
 今年度も7月から、本島内4回、宮古島・石垣島の計6回の講座を開催予定です。
 更に、11月21日(水)は、「犯罪被害者支援を考える県民の集い」を、警察庁・沖縄県警察・沖縄県・ゆいセンター共催により、浦添市在「てだこ大ホール」にて開催いたしますので、多くの皆様の御来場をお待ちしております。
 結びに、犯罪被害者支援の輪が今後益々広がると共に、事件事故のない社会の実現に向け、県民の皆様方のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。