フォレックスジャパンを介してユニライン社と為替マージン取引をしていた投資家に対し、破産裁判所である那覇地方裁判所から破産債権届出書と委任状が、破産管財人与世田兼稔弁護士からはアンケート用紙が届いていると思います。それぞれについて、破産債権届出をするか否か、委任状を提出するか否か、アンケートに回答するか否かは、各自の自由な判断ということになります。但し、当会の多くの会員から、その法的意味や、提出した後の効果、書類の書き方、アンケートへの回答の仕方等について指導して欲しい旨の要望が多数ありましたので、当会からサンプルを提示しておきますので、参考にして頂きたいと思います。
�鞠忙査銚�届出書について
- 破産債権届出をする意味は、破産配当を受けるための要件であるということです。言い換えると、破産債権届出をしなければ、配当を受けることができないということです。破産債権届出をするか否かは、皆さんの自由です。しかし多くの投資家は、この破産手続きの行方に関心を持たざるを得ない状況にあると思います。フォレックスジャパンは、仲介業者として、本来ならば、投資被害者に対して真相を究明し、多額の投資金残金を探して返金すべき義務があるにもかかわらず、この責任を放棄し、多額の投資金の行方をあいまいなままにして破産手続きにより責任逃れをしようとしていることに対して、投資被害者として黙って見ているわけにはいきません。とりわけ、破産手続きにより、普及員のコミッション手数料を破産債権として扱い、これらの普及員に対しても配当をしていくということを許してはならないと思います。さらに、例えば、会社を閉める直前まであったはずの金札が財産目録には一切出ていません。フォレックスジャパンには、他にも隠し資産がある可能性が高いと判断しています。従って、破産管財人がフォレックスジャパンの資産について、どの程度本気になって調査し、配当財源を形成できるかについても監視していく必要があります。
破産管財人が、事務的な仕事をして適当に幕引きをすることは許してはいけません。このような視点から、会員の皆様にも破産手続きに関心を持って頂き、出来れば破産債権届出書を提出して頂きたいと思います。
- 破産債権届出書については記載例（サンプル）を参考にして下さい。� ∈銚△亮鑪爐蓮◆崑山嫁綵�請求権」であり、�◆∈銚�額は、「投資損失額」で、��、その具体的債権額は、会員の皆様の投資残高（平成１５年９月時点における投資金額）から返金を受けた３１．８％の金額を控除して得られた金額に破産宣告日（平成１６年４月２１日）における為替レート（１０８円８４銭）を乗じた金額ということになります。�ぁ∈銚△瞭睛撞擇啗彊�は、「ユニライン社との為替マージン取引に関する仲介業者としての少なくとも善良なる管理者としての注意義務違反（場合によっては詐欺行為）を理由とする損害賠償請求権」ということなると解されます。なお、投資残高については、色々な考えがあるとは思いますが、３１．８％の返金を受けたときの残投資金額が一応の統一した基準になると思われます。従って、１０万ドルの投資残金額の顧客の場合の届出債権額の計算式は、次のようになります。（１０万ドル−３１．８％の返金額）×１０８．８４円 �ァ�遅延損害金については、届出債権額×０．０６×１１８÷３６６となります。 ０．０６は商事法定利率です。 １１８は、会社を閉めた平成１５年１２月２５日から破産宣告日の前日までの日数です。
�彊冉ぞ�について
破産債権届出書の提出を始めとして、債権者集会への出席、配当の放棄、受領などについて、代理人を立てることが出来ます。当然に当会の弁護団にも委任することが出来ます。そこで、当会の弁護団に対する委任状も同封致しました。当会の弁護団に委任される場合は、２通の委任状の下の欄の住所、氏名欄に署名捺印されて、当会宛送付して下さい。１通は裁判所提出用であり、残り１通は当会の控えです。裁判所用は、破産債権届出書も含めて当会で取り纏めて裁判所に提出したいと存じます。
�轡▲鵐院璽箸硫鹽�について
破産管財人与世田兼稔名義で送付されてきておりますアンケートについて、どのように回答するかは、会員の皆様の自由であります。但し、別添のサンプルを送付しておきますので、参考にして下さい。
（６）今後の活動方針について
真相が次第に明らかになるなかで、多額の投資金の残金の行方も次第に明らかになってくるものと確信しております。公的機関の力を借りながら、着実に調査活動は進めています。会員の皆様におかれましても、あせることなく、当会及び弁護団の活動をご支援頂きますようお願い申し上げます。
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