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1 サバニ (クリ船)
明治の頃までは、一本の松の木 や、しいの木をくりぬいて作った船が古い形式で、大正以降は、杉板を使ったハギブネ (継ぎ足して造る接船のこと)は、クサビと竹の釘で杉板を張り合わせて造り、サバニが腐食しないように、サメの油を塗っていた。 |
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2 イエーク (櫂)
サバニをこぐための櫂です、櫂は潮をかく縦の中央面を厚く盛り上げ山型にし両端につれてうすくして、裏面は丸みをもたせてある
これは水をよりかきやすく、折れにくくするための工夫であり、また、身を守るための武器にも使った。 |
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3 ユーウトゥイ (アカ取り)
松の木を彫って作ったものでサバニの船底から水をくみ出すのに都合よくできている、素朴な美しさとたくましさを感じさせる、海では食器にも使ったり昔の漁師の知恵がしみこんでいる。 |
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4 ミーカガン (水中めがね)
明治の初期頃に糸満の漁師によって発明されたものでモンパの木(方言名ハマスーキ)という軽い木で作りガラスをはめているもので、モリを使ってのもぐり漁や、追い込み漁になくてはならない漁具であった。 |
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5 ウミカガ (玉桶)
四角と丸い 手桶の形をしているが底の部分にガラスが張りつけられている。 海人 (ウミンチュウ) は、くり舟の上から,玉桶を海面に押し当てて獲物を探して、漁をするのです海面に押し当てる時、水圧がかかるので、ガラスが上に抜けないように桶とは逆に上の部分が小さくなっている。 |
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6 ウミバク (海箱)
海箱は、二重の箱になっていて漁に用いる針、糸、小刀、錘、などの小物を入れる箱で、底から二本の紐を通し胴部で交差させて蓋の上でしばり、水が漏らないように工夫されている。 |
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7 カキジヤー (かけ針)
サワラなどような大きな魚を釣ったときにはエラを引っ掛けて船に引き上げる道具である |
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8 チキバイ (漁りランプ)
この槍は潮干狩りや漁りなどで、タコやイカ、魚などを突き刺して取る道具で、魚やタコを槍の竿にくくり付け肩に担いで歩く姿をよく見たものである。
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9 カキバイ
イカなどを船にかきあげたりする道具 |
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10 銛 (もり)
返し付きの片刃銛、返し付き両刃銛
血抜き両刃もりなどがある。
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11 ティーランプ (漁りランプ)
トタンなどの金属で円筒を作り石油を入れて先端に布を詰め芯を作って燃やし、主に夜のイカつりや、夜の潮干狩りに用いたものである。 |
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12 テーモーサー (たいまつ)
松のやに(トブシ)を削りかごの中に入れて燃やし1〜3月の寒い大潮のときいざりをしていた、電気のない世の中で遠くから見た漁り火はきれいなもので心を和ますものであった |
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13 タマウキ (ガラス玉浮)
緑色の丸ガラス玉の浮きで、はえなわの目印、定置網の浮きとして使用していたが近年のプラスチック製の浮きに変わり失われていくものである。 |
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14 ウミティール (腰籠)
主として漁夫が、食べ物「主食にイモ」を入れて海に持っていく籠で、帰りには魚や貝を入れて持ち帰ったものである。 |
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その他に数種類あり、数十点現有展示中 |